日本大衆薬工業協会より、スティーブンス・ジョンソン症候群の件につ
き、下記の対応を図る旨、連絡がありましたのでお知らせいたします。

なお、『お客様用「お知らせ」文書』については、近々、各製薬企業が
薬局・薬店にお届けすることになるそうです。


お得意様各位

日本大衆薬工業協会

解熱鎮痛剤含有医薬品(かぜ薬、解熱鎮痛薬)ご販売の際のお願い

 謹啓 貴店ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。

 平素は格別のご配慮を賜り厚くお礼申し上げます。

 さて、すでにご高承のことと存じますが、厚生省では最近の解熱鎮痛剤含有医薬品(かぜ薬、解熱鎮痛薬)等の服用による「スティーブンス・ジョンソン症候群」に関するテレビ報道など社会的な関心を踏まえ、「一般用医薬品(かぜ薬、解熱鎮痛剤)の使用上の注意事項の変更等について」を医薬安第155号(平成12年12月4日付)にて通知しました。

 医薬品の適正使用につきましては、製薬企業においても推進を図るべく努めているところでありますが、解熱鎮痛剤含有医薬品(かぜ薬、解熱鎮痛薬)の服用に際しての注意を喚起すべく、貴店に置かれましても当該医薬品のご販売の際にはお客様に別紙の『お客様用「お知らせ」文書』(A6版両面印刷)を製品に添付いただき、服薬指導を徹底下さいますようお願い申し上げます。

謹白


添付資料

・ お客様用「お知らせ」文書(業界統一文書見本)

以上

<解熱鎮痛剤含有医薬品(かぜ薬、解熱鎮痛薬)の
服用に際してのご注意>

かぜ薬などをのんで急な高熱を伴う発疹・発赤があらわれたら、薬をのむのをやめて、すぐにその薬の説明書を持って皮膚科専門医の診療を受けてください。

症状の名称 症    状
皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)中毒性表皮壊死症(ライエル症候群) 高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水ぶくれ等の激しい症状が、全身の皮ふ、口や目の粘膜にあらわれる.

 これらの副作用は種々の医薬品によって引き起こされることが知られております。

 かぜ薬と解熱鎮痛薬の副作用としても、きわめてまれではありますが、上記の症状を示すことが報告されており、重い経過をたどることがあります。