オメプラゾール製剤の「用法及び用量」一部変更に関するお知らせ


謹啓

 時下、ますますご清祥の段、お喜び申し上げます。平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。

 さて、このたび、オメプラゾール製剤(アストラゼネカ:オメプラール、ウェルファイド:オメプラゾン)は、平成12年12月12日に「用法及び用量」の一部変更を承認いただき、「再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法」にご処方頂けるようになりました。

 また、同日付で、保険適用が認められております。

 これに伴い、「再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法」に限り、1回30日分の投与が可能となりましたので、併せてご案内させていただきます。

尚、10mg錠は2001年春に上市を予定しております。

謹白

■用法・用量■ (変更箇所: 下線部)

  • 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger-Ellison症候群通常、成人にはオメプラゾールとして1日1回20mgを経口投与する。なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。

  • 逆流性食道炎
    通常、成人にはオメプラゾールとして1日1回20mgを経口投与する。なお、通常、8週間までの投与とする。さらに再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1日1回10〜20mgを経口投与する。

■使用上の注意■ (一部抜粋)

2.重要な基本的注意

(2)再発の既往のない逆流性食道炎患者では、逆流性食道炎治癒後直ちに維持療法に移行せず、経過観察により、維持療法の必要性を判断すること。

(3)再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法を目的として本剤を投与する場合は、経過観察(定期的な内視鏡検査等を含む)を十分行うとともに、次の事項に十分注意すること。

1)再発の既往歴、症状の程度等を考慮して維持療法の用量を選択すること。

2)寛解状態が良好に保たれていると判断された場合は休薬又は減量を考慮すること。

3)1日10mgの維持療法で再発が認められた場合は1日20mgで再治療を行うこと。治癒後の維持療法においても再発の既往歴、症状の程度等を考慮して用量を選択すること。ただし1日20mgの維持療法で再発が認められた場合には、改めて内視鏡検査等を行い、その結果に基づいて他の適切な治療法に切り替えることを考慮すること。

4) 定期的に肝機能、腎機能、血液像等の検査を行うことが望ましい。

<その他、使用上の注意等の記載内容については、製品添付文書(2000年12月改定)をご覧ください。>

問い合わせ先

アストラゼネカ株式会社 医薬情報グループ  TEL:06−6453−7350
ウェルファイド株式会社 くすり相談室  TEL:06−6227−4607